COP15サイクリングツアーの日本での最終ステージが京都で行われました。
私は、パネルディスカッションのパネラーの一人として呼ばれていたの+ブース出展をしていたので、ずっと市役所前のイベント会場にいて、サイクリングの様子はわからなかったのですが、イベント会場の方はなかなかの盛況でした。ただ、パネルディスカッションは割と始めの方で、その時はまだ会場に人が少なかったのが少し残念でした。
朝から雨が降って、どうなることかと思っていたのですが、サイクリングが始まる頃には、雨が上がって突然晴れてきて、その後は暑いくらいの天気になりました。
ステージに出ているときも、直射日光でかなり暑かったです。
その後、オカッピーこと岡村周治さんのMTBトライアルで楽しませていただき、サイクルフィギュアの芦田選手の素晴らしい演技に感動。
やまだひさしさん、井上和香さん、ボニーピンクさんという多彩なゲストでの温暖化クイズとボニーピンクさんによるミニライブで盛り上がりました。
そして、いよいよデンマーク大使夫妻と山田京都府知事、門川京都市長、谷垣禎一さんが揃って国際会議場からサイクリングで到着。保育園児からの花束贈呈(写真は保育園児たちとの記念写真)。斉藤環境大臣も遅れて到着。
豪華ゲストで楽しませてただきました。
自転車関係、環境関係のNPOや企業が集まったブースも盛り上がりましたし、私自身は久しぶりに京都の環境・自転車関連の多くの仲間に会うことができました。
しかしこれだけの規模で大々的に行ったイベントなのですから、もっときっちり広報ができていたらさらに盛り上がっただろうということが残念です。
でも、大使自らこのような企画を立てて、自転車で各地を走られたデンマークという国のすばらしさに感動したイベントでした。日本もぜひいい影響を受けてほしいものです。
デンマーク大使が日本全国をサイクリングでめぐる、COP15サイクリングツアーもいよいよ5月31日に京都で最終ステージを迎えます。
その京都の最終ステージでは、朝9時から京都市内4コースに別れてライドを行う予定です。ライドには山田京都府知事や門川京都市長も参加されます。
そして午後からは、京都市役所前でイベントが行われます。
そのイベント、準備がずいぶん遅れているらしいのですが、開催まであと1週間しかないのに未だに全く広報されておらず、ネットで検索しても全く情報は出てきません。
「こんなので人が集まるのか!!」と思うのですが、私も多少このイベントに係わっているので、こちらに入ってきた情報を勝手に書いてしまいます。正式に発表されたものではないため変更されるかもしれません。
まず、市役所前で昼の12時からステージイベント開始。司会進行はタレントで「自転車と旅しよう」の著者の絹代さんです。
12時から自転車関連や環境関連のNPO、企業などのブースがオープンします。ブース出展者は、シマノ、アキコーポレーション、NPO法人 環境市民、NPO法人 五環生活、Make the Rule等々。自転車大好きマップも隅っこに出展させていただきます。
ステージでは、まず、BMXとサイクルフィギュアの実演。
そして、12時40分から、テーマ「自転車と環境〜COP3からCOP15へ〜」と題してパネルディスカッション。私、藤本もパネラーとして出させていただきます。
15時15分からはボニーピンクによるスペシャルライブ&トークショー。
16時25分にはいよいよデンマーク大使到着。
17時15分からは第2部として「COOL BIZ 2009 キックオフイベント」が始まり、百貨店協会に加盟する各百貨店の社員モデルによるCOOL BIZファッションショーが開催されます。デンマーク大使、斉藤環境大臣、京都府知事、京都市長も登場します。
18時にイベント終了。とのことです。
しかし、これだけの規模のイベントが未だに広報されていないとは、どうなっているのでしょうね?
5月9日、10日の2日間かけて、びわ湖一周サイクリングに行ってきました。
びわ湖一周サイクリングを盛り上げて全国から来ていただき、自転車好きを増やしていこうというプロジェクト「『輪の国』びわこ」のイベントです。ただし今回の参加者はスタッフだけ。「まずはスタッフが走っておかないことには、始まらないだろう」というわけです。実はスタッフの大部分はサイクリングの初心者で、びわ湖一周も走ったことがない人が多かったのです。スタッフだけと言っても参加者は14人ほど(途中までや途中からの参加者もあり)の割合大所帯になりました。
幸い2日とも非常にいい天気に恵まれ、気持ちよく、快調に走ることができました。初心者が多いため、「びわ湖一周」と言っても今回は北湖(びわ湖大橋から北)だけです。南湖1周が約40kmなのに対して北湖は160kmなので、それでも1周の大部分を走ることになります。
1日目はびわ湖大橋のたもとにある「ビエリ守山」を出発。天気は快晴ですが割合涼しく、サイクリングに最適の気候です。『輪の国』プロジェクトの中心は、彦根にある「NPO法人 五環生活」のメンバーなので彦根の街中にも立ち寄ったり、湖北町の水鳥ステーションで、水鳥の観察をしたりしながら、無事夕方6時頃、木之本駅前の旅館に到着。初心者が多いのでペースは割とゆっくりめですが、トラブルもなく調子よく走れました。
2日目は、彦根で自転車店を営む竹内さんが新たにタンデム車で参加。「何かトラブルが起こって走れなくなった人が出たときに後ろに乗ってもらえるように」とのことです(厳密に言うと滋賀県ではタンデムの2人乗りは違反ですが、結果的にトラブルは起こらず2人乗りはしてませんのでご容赦を)。まず賤ヶ岳越えの旧道を通り、峠のトンネルを出たところから見渡せる奥びわ湖の景色に感動(写真)。この日の午後には気温は30度近くまで上がり、「暑い、暑い」と言いながらも、みんな慣れてきたのか昨日よりもだいぶペースが上がり、快調に走って無事夕方5時頃、堅田の「びわ湖大橋米プラザ」に到着することができました。みなさんお疲れ様でした。竹内さんを始め彦根のメンバーはさらにその後彦根まで走って帰ったそうです。
2日間大きなトラブルもなく(パンクが1回だけ)、みなさんお疲れながらも楽しんでくださったようです。でも、『輪の国』プロジェクト自体はまだまだこれからが本番です。今回の結果を活かして、まずは6月に正式ウェブサイトをオープン予定ですので、今後もよろしくお願いします。
自転車とまちづくりセミナー〜韓国でつくる自転車まちづくり〜に参加してきました。講師は、韓国の民俗舞踊伝承者、俳優、演出家、高名な学者、そして(社)自転車乗り運動連合の創始者でもあるスーパーマルチ人間のキム・ジョンソクさんと、2003年に無人駐輪場システムを展開するEUROITS.CO.,LTDを設立した注目の若手経営者ファン・ホーシュンさんでした。
韓国は、1995年から自転車を利用する人を増やすために、日本を参考に自転車政策を進めてきたそうです。しかし、自転車利用者が増えることはありませんでした。その原因は日本同様に歩道を分けて自転車レーンを作ってきたこと。実際には使いものにならないレーンばかりが作られ、結局自転車の利用環境は全く改善されなかったためです。
そこで、2007年からヨーロッパを参考に大きく方針を転換しました。自転車レーンは車道に作り、最低でも時速20km程度で走行できるものにする。そして必ずクルマと同じ方向にしか走れない、そういったレーンを作る方針を発表し、すぐに設置工事を開始したとのことです。
キムさんも講演の中で何度も「歩道を分けた自転車レーンは間違っている」と何度も言われていました。
今の韓国では、自転車の交通分担率はほんの2%前後だそうです。これを2020年までに10%に向上させることが目標だそうです。
今の日本と違い韓国は方針を決めたら本当にすごいスピードで動きます。今は日本よりもむしろ自転車が使いにくい環境ですが、韓国は本当に大きく変わろうとしている、それを実感させてくれるセミナーでした。
私は、十数年前に自転車で釜山からソウルまで走ったことがあります。その時感じたことは、「韓国はこれまで走った国の中でダントツで自転車が走れない国だ」ということでした。クルマが日本並みに多く、そして日本と比べものにならないほど運転が荒いのです。地方はまだなんとか走れますが、ソウル市内を走るのは命がけでした、ソウルの南の方にあるホテルに泊まっていて、ソウル市内を抜けて北朝鮮との国境近くまで行こうと思っていたのですが、市の中心部では交差点が危なくて渡れないので自分が行きたい方向に全く行けません。とにかく自分の行きたい方向とは関係なく、かろうじて走れそうな道を必死で探して命からがらとにかくホテルまで戻るだけで精一杯でした。
そんな韓国ですが、数年後に大きく変わった韓国をぜひまた訪れてみたいと思います。
昨年10月に策定された韓国、ソウルの自転車利用活性化計画がすごいです。
この計画が完了すれば、まさにオランダやドイツ同様の自転車先進都市が、なんと日本の隣の韓国で、そして一千万都市のソウルで実現するだろうという計画です。
その内容をざっと書くと
・2012年までに市内に207kmの自転車専用道路網を車道側に、現在の車道を1車線削って設置
・商店街などの自転車道は部分的にクルマと共存するが、クルマの速度は30kmに制限する(Zone30)
・自転車専用道路には自転車用信号、自転車用標識を設置
・ソウル市中心部のハンガン(漢江)の自転車専用道路を改善。歩道と分離されたものにする
・2012年までに12ヶ所、2020年までに33ヶ所の自転車親和タウンを造成
・自転車親和タウンの幹線道路にはクルマや歩行者と完全に分離した自転車道を設置
・公共のレンタサイクルシステムの導入
・地下鉄駅に駐輪専用の建物を新築。シャワー室も設置
ほとんど文句の付けようがないくらいの計画で、それを2012年まで、今から3年で達成してしまおうというすごいものです。
そのソウルの自転車政策策定のキーパーソンをお招きしたセミナーが4月26日に開催させるそうです。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
土木計画学研究委員会 自転車空間研究小員会 第2回国際セミナー 自転車とまちづくりセミナー 〜韓国で進む自転車まちづくり〜
上のページの一番下から資料がダウンロードできます。
セミナーに参加されない方も、ぜひ一度ご覧ください。
自転車が右側を走っていると、ほぼ正面からクルマが来ます。一方通行を逆走している場合でも同じことです。中には「前からクルマが来るのがよく見えるから右側通行の方がいい。一方通行は逆に走る方が安全だ」などと言う人もいますが、とんでもないことです。
広い道で路側帯がある場合でも不法駐車などがあって、自転車が車道側に膨らんで走らなければならないことがよくあります。そういう場合にクルマと衝突する危険があります。
例えば、自転車が時速20kmで走っているとして、その後ろからクルマが時速40kmで走ってきて追突したとします。相対速度は40km-20kmで時速20kmです。
また、自転車が同じように時速20kmで走ってきて、前からクルマが時速40kmで走ってきて正面衝突したとします。相対速度は40km+20kmで時速60kmです。追突の3倍になるわけです。
さらに衝突時の衝撃は、速度差の2乗に比例します。すると正面衝突の衝撃は、追突の9倍になるわけです。
これは、追突なら軽いケガで済んだものが、正面衝突なら死んでしまうくらいの違いです。
そしてさらに、衝突の危険を察知してから実際に衝突するまでの時間、言い方を変えれば衝突しかけて避けるための時間的余裕も、速度差に比例するわけですから、正面衝突は追突の3分の1の時間しかないわけです。
まず、自転車の左側通行だけでもぜひ守っていただきたいと思います。
今、日本で自転車通行可の歩道では右側、左側どちらを走ってもいいことになっています。また、車道や歩道と段差や柵で分離した自転車道を作ると、法律上そこは左右どちらを走ってもいいことになるそうです。「左右どちらでも走れた方が便利じゃないの」と思う人が多いと思いますが、これは安全上大きな問題があります。
まず、第一に狭い歩道や自転車道で両側から自転車が来ると自転車どうしが衝突する危険が高いですし、真っ正面から対向する自転車が来るようでは、スピードを出してスムーズに走ることはできません。
歩行者にとっても、ただでさえ歩道を自転車が走れば危ないのに、前後両方から来る自転車に注意しなければならなくなります。
さらに、普段歩道を左右関係なく走っている自転車は、車道に出たときでも平気で右側通行をします。実際今の日本では自転車が車道の右側を走ることは道交法違反になるにもかかわらず、普通に行われています。中には自転車は右側を走るものだと思っている人もいます。
そして、一番大きな問題は交差点での危険性です。自転車の事故の70%は交差点で起こっています。交差点でいきなり自転車が飛び出してきて事故になることが多いのです。
図をご覧ください。明るいところが、交差点に近づいてくるクルマから見える範囲です。緑が左側を通行している自転車。赤が右側を通行している自転車です。クルマから一番見えにくいのは歩道を右側通行している自転車(1)で、次に見えにくいのが車道を右側通行している自転車(2)です。さらにこれらの自転車はクルマとの距離が最も近いのです。
さらに右側通行には他にも危険がありますが、この続きは次回に。
なお、だいぶ前にこのブログで、「車道より歩道を走る方が実は危険」だということも書いていますので合わせてご覧ください。
<自転車の車道通行は本当に危険?>
今年、8月22日から10月12日にかけて、水辺の賑わいをとりもどそう!というイベント「水都大阪2009」が開催されます。
中之島界隈や道頓堀等、大阪中心部の川沿いあちこちに設けられた会場で、アートの展示やクルーズ&ウォークなど様々なイベントが行われる予定です。
その中の出しもののひとつとして、自転車文化タウンづくりの会がメインになって、「つるむde大阪」を準備中です。
「つるむde大阪」の中でメインイベントは、9月19日から24日にかけて、「水都大阪」の中心的な会場「中之島公園会場」で行います。
ライブに必要な電気をすべて人力で発電しようという「自転車発電ライブ」や、「ちゃりんこアート」の展示、自転車の試乗コーナーなどを企画中です。他にもベロタクシーやタンデム車に試乗できるコーナーを作ろうということも考えています。
その一環として、(LLP)自転車ライフプロジェクトが協力させていただいて、自転車大好きマップの機能を使ったイベントに向けての特設サイトを作り、自転車で会場に来るときのお勧めコースや途中の見どころなどの情報を書いていただき、会場でもプロジェクタを使ってみなさんに見ていただく予定です。
また、そのメインイベントに向けて、5月頃から大阪市内で月1回ずつ自転車ツアーも開催していきます。
今後さらに詳しいことが決まればこのサイトでご紹介していく予定ですのでご期待ください。
びわ湖一周サイクリングを全国にPRして、自転車好きを増やしていこうという「輪の国びわ湖」プロジェクトのキックオフイベントが無事終了しました。
会場のイオンモール草津には、連休最終日ということもあって非常にたくさんの方にきていただけ、まずまずの成功だったと思います。
スタッフの皆さん、特に当日夜中の1時から彦根との間をトラックで2往復してベロタクシーや彦根リキシャなどの自転車タクシーを運んでくださったみなさん、ご苦労様でした。
イベントの内容は、イオンモール内5ヶ所にあるパネルの自転車クイズに答えていただくと景品が当たる自転車クイズラリー。そして、イオンモール内をベロタクシーなどの世界の自転車タクシーが走りました。メインイベントはボサノバ歌手で、自転車のフリーマガジン「ふたつの輪」の編集長でもある小泉ニロさんのミニライブと、トークライブでした。トークライブには私、藤本も出させていただきました。滋賀県のスポーツのマスコット、キャッフィーも登場して、子どもたちに大人気でした。(写真は、プロジェクト委員長で滋賀県立大学の近藤隆二郎さんとキャッフィー)
滋賀県知事の嘉田さんも来てくださいましたし、新聞社等の取材もたくさん来ていただけました。
でも、「輪の国」プロジェクトはまだまだ始まったばかりで、その中でウェブサイトによるびわ湖一周情報の発信が中心的な事業の一つになっていく予定なのですが、そのウェブサイトも中身はまだ今回のイベント用に間に合わせに作った1ページだけです。まだまだこれからやっていかなければならないことが山ほどあります。
とりあえず、最初の山が終了したということで、ちょっとだけ休んでまた次の計画をみんなでいろいろと考えていきます。とりあえずみなさんご苦労様でした。
3月6日に東京で、土木学会主催の自転車レーンに関するセミナーが開かれたので行ってきました。
朝から夕方までひたすら自転車レーンについての話があるという、かなりマニアックなセミナーです。学会発表形式で一人20分ずつ、日本や海外での自転車レーンの事例や社会実験の報告などをしていく形式でかなり内容の濃いものでした。
「中速グリーンモード」というのは、自転車を中速でかつ環境にいい交通手段として見直していこうということだそうです。自転車というと低速の交通機関だと思っている人が多い中、中速の交通手段として捉えようというのはおもしろいと思います。また、自転車レーンのことだけでこれだけのセミナーが開かれるというのは、やはり世の中で自転車が重要視されつつあることを感じます。
土木学会主催ですから出席者はほとんどが都市計画の専門家や仕事でかかわられている方ばかりのようで、その中で一部NPO関係や私のような個人的興味で来ている人が参加しているという感じで、若干場違いな感じもするのですがセミナー自体は非常におもしろく聞くことができました。特に最近のヨーロッパの事例では、フランスが最近自転車レーンの設置に非常に積極的に取り組むようになってきて、中には自転車レーンが道の真ん中にあって、その両側にクルマのレーンがあるというまさに自転車中心の道の例なども紹介されました。その場合も段差できっちり区切られているので自転車に危険はありません。
私は、自転車レーンの鉄則は車道側に作ることと左側通行の徹底だと思っているのですが、日本での社会実験の事例では特に左側通行の徹底に対する意識がまだまだ薄いようです。また、各地での事例も車道側、歩道側いろいろとあり現場ではまだまだ混乱しているようですが、都市計画の専門家の方々の間でも「自転車レーンは車道側に」という意見が主流になりつつあることは感じました。
滋賀県東近江市に自転車ツーキニストの疋田智さんが講演に来られるというので行ってきました。「ぎんりんBiz」というのは、「ぎんりん」は自転車を意味する「銀輪」から、「Biz」はクールビズなどで使われるビジネスの短縮形で自転車で通勤するビジネススタイルを表した東近江市の造語だそうです。
疋田さんには京都でのイベントにも何度か来ていただいたことがあるので、私自身は何度か講演をお聞きしたことはありますが、何度聞いてもおもしろく、かつ本質を突いた内容です。笑いの取り方などは大阪人の血が流れているのではないかと思ってしまいます(実際は宮崎県生まれで大学以来東京在住)。
講演の最後の結論として、「一地方自治体の力では車道側に自転車レーンを整備していくのは難しいかもしれないが、ひとつ東近江市が日本最先端の自転車都市になって、全国から視察が訪れる街にする方法がある。それは、とりあえず自転車が走るのは歩道、車道のどちらでもかまわないが、左側通行を徹底させる」ことだそうです。
道路の右側を走る自転車は事故に遭う確率が高い上に、クルマとの正面衝突の危険が高く、死亡など重大な事故になりやすい(詳細はまた後ほどこのブログで書きます)。ですから、左側通行を徹底させるだけで日本全体で自転車事故による死亡を半分以下に減らせるとのこと。私自身も是非それを東近江市に限らず全国の自治体で実行していただきたいと思います。
今回の講演会には就任して3日目という東近江市の市長も来られて挨拶をされました。また、市から配られた資料には「通勤に焦点をあて、中距離(概ね20km)の移動における新たな交通手段として高性能な自転車の利用を広めていく」と書かれています。
自転車利用の促進を謳いながら、これまでの日本の自転車のイメージから抜け出せず、自転車をほんの短い距離の移動手段だとしか考えていない自治体が多い中、この東近江市の方針は注目すべきものだと思います。
滋賀県近江八幡市で自転車マップを作ろうという計画が動き始めています。そこのメンバーの方から「一度そのミーティングの時に自転車マップについていろいろと教えてもらえないか」と私に声がかかり行ってきました。
近江八幡市には、環境・経済・文化の調和の取れた街を作っていくための「近江八幡2010フォーラム」という集まりがあり、自転車マップ作りをすすめているのもそこのメンバーです。もともと商工会議所が中心になった集まりなので、メンバーは企業関係の方が多いです。
自転車マップ作りの中心になっているのは、近江八幡にある印刷物やウェブサイト制作会社「ヤマプラ」の社長さんです。この方は商工会議所の副会頭でもあります。また、そのメンバーには商工会議所の方や市のマルチメディアセンターの方など、近江八幡ではかなり影響力を持った方々がおられ、期待できます。
市民活動で自転車マップを作ろうとした場合、たいていどこでも困られるのが「地図を作れる技術のある人がいない」ということです。近江八幡の場合は最初からそれをクリアしています。
自転車マップ作りを手始めに、今後自転車を活かしたまちづくりを行うための様々なプロジェクトを手がけていくそうです。滋賀県で自転車と言えばベロタクシーやひこねリキシャで彦根が知られるようになりましたが、近江八幡も今後期待できそうです。
びわ湖一周サイクリングを全国にPRして、もっと多くの方に来ていただき、自転車好きを増やしていこうというプロジェクト「輪の国びわこ」が動き出しました。
そのキックオフイベントを、3月22日(日)にイオンモール草津で行います。
メインゲストとして、最近自転車好きの歌手として人気が高まっている、ボサノバ歌手でかつフリーマガジン「ふたつの輪」の編集長の小泉ニロさんをお迎えして、ミニコンサートや対談を行っていただきます。私、藤本も対談に出させていただく予定です。
また、ベロタクシーや、彦根のご当地版自転車タクシー彦根リキシャがなんとイオンモールの店内を走ります。試乗もできます。
細かいところはまだ企画中ですが、その他、びわ湖一周クイズラリーも行い、自転車などの景品もいろいろ出ます。また、ちょっといい自転車の試乗会、自転車団体のPRコーナーなども設けます。
詳しい内容は、決まり次第このサイトでお知らせします。
今後もびわ湖一周のPRのため、イベントを行ったり、各地のイベントに出張したりしていく予定です。
関西の方は、ぜひ3月22日はイオンモール草津に集まってください!
私、藤本がリーダーになって制作した、日本初の本格的自転車マップ「京都自転車マップ」もまちなか版の発売から3年以上が経ちました。
京都市内の書店を中心にまずまずの売れ行きだったのですが、そろそろ内容も古くなってきたので、今年の秋のリニューアル版発売に向けて再度実走調査を始めます。前回はNPO法人環境市民で調査したのですが、今回はこの自転車大好きマップを運営している(LLP)自転車ライフプロジェクトが主体になります。
そこで、実走調査やその他文献・ネット・自転車店へのアンケート調査など手伝っていただける方を募集します。多少の謝礼をお支払いする予定です。
調査範囲はまちなか版は京都の市街地、郊外版は北は美山町(南丹市)、南は木津町(木津川市)、東は近江八幡、西は伊丹市あたりまでです。
我こそは、という方は info@bicyclemap.net までご連絡よろしくお願いします。
1月28日(水)に京都で「まちかど駐輪場」勉強会が開催されました。「まちかど駐輪場」というのは、昨年の12月終わりから今年の3月まで京都市中心部の新京極公園と御池通沿いに駐輪器具を仮で設置して、駐輪場の実験を行っているのものです。詳しくはこちら<京都市でまちかど駐輪場オープン>をご覧ください。
今回の勉強会は「歩いて暮らせるまちづくり推進会議(通称:あるくら)」の主催です。「あるくら」は、その名の通り、京都市中心部を歩行者中心の場所にしていこうという会議で、毎年11月に「まちなかを歩く日」というイベントを主催されています。
勉強会の講師は、「まちかど駐輪場」の設置を実際に進めてこられた京都市職員の金子さんです。「まちかど駐輪場」の利用率は場所によってばらつきはあるものの、全体的に見て決して良くはありません。しかし、駐輪場というのは普通ある程度利用されるまでに5、6ヵ月かかるもので、今の状況で利用率が低いからダメとは判断してはならないそうです。
また、一時的な実験とはいえ場所の確保にはかなり苦労されたそうで、当初実験は10月に初めて3月まで半年間行う予定だったのが、12月末開始にずれこんでしまったとのこと。駐輪場に限らず道路の使い方を変えていくためには、市が計画を決めても住民の反対でたいていうまくいかない。まず地域の住民の方々が集まって、これからの道のあり方を考えていく場を設け、住民の方々から案を出してもらうことが必要。そしてそのような場を設ける際にも市は黒子に徹して、「あるくら」のような市民のボランティアの方々が旗振り役になって進めていただく必要があるとのことでした。
市職員の方自身が真剣にこれからの町のあり方を考えて、本音も交えてこういった場でお話ししていただけるというのは、時代も変わったものだと思いました。
国土交通省が、「生活対策」のため高速道路利用料金の値下案に対するパブリックコメントを1月16日から25日まで募集中です。
内容はだいたい次の通りです。
・地方部の高速道路は、平日全線3割引
・地方部の高速道路で、普通車以下土日祝日上限1000円
・都市高速(首都高速道路、阪神高速道路)は休日区間最大500円
おもに休日に割引しようというものですが、それって生活対策なのでしょうか? 生活のために高速道路が必要な人がどれくらいいるのでしょう? むしろ生活や仕事以外でのクルマの利用を促進しようとするものに思えます。
今、地球温暖化対策や、安全で住みよいまちづくりのために、クルマを自転車や公共交通に替えていくことが世界的な流れになっています。
予算があるなら、それは公共交通の整備や利用促進、自転車のための環境整備に使うべきで、むしろそれが不要なクルマを減らして人の移動を活性化させ、どうしても必要なクルマにとっても道が空いてむしろスムーズに走れるということに繋がります。
また、コンパクトシティーと言って、クルマがなくても暮らしていけるように徒歩や公共交通で行ける範囲にお店やいろいろな施設をまとめることも必要です。
既にクルマの利用者は減り始め、クルマの時代はピークを過ぎました。景気対策のためには衰退をはじめた分野に予算を使っても無駄になります。アメリカの次期大統領オバマがグリーンニューディール政策として自然エネルギー分野に大幅な投資をすることを計画しているように、これから伸びる分野に予算を投資することが必要で、新しい産業を伸ばすことが雇用促進にも繋がります。
交通分野に関していえば、それがLRT(新型路面電車)など新しい交通システムや自転車などで、そこに投資していくことが必要なのです。
パブリックコメントはこちらで受け付けています。
http://www.ribenzoushin.jp/02/
みなさんのご協力をお願いします。
日本最大の湖、びわ湖は一周すると約180km。関西の自転車好きの間では、ひとつの登竜門になっています。イベントとしても、滋賀県バイコロジーを進める会などが毎年行っています。
このびわ湖一周サイクリングを全国にPRして、多くの方に体験していただき、日本全国に自転車好きを増やそうというプロジェクト「『輪(わ)の国』びわこ」がいよいよ動き出します。
滋賀県彦根市にあるNPO法人 五環生活を中心に、滋賀県内のいくつかのNPO、企業、行政関係の機関が協働で企画を進めてきて、このたび「おうみNPO活動基金」から助成金が得られることになりました。「自転車大好きマップ 全国版」を運営する(LLP)自転車ライフプロジェクトもこれに協力していて、おそらくウェブサイトの企画、制作を担当させていただくことになります。
プロジェクトの内容として、まず、びわ湖一周ルート周辺の、宿泊施設、自転車店など関係しそうな業者の方やNPO等で協議会を設立します。そこで、びわ湖一周サイクリングに来られる方にどのようなメリットを提供できるかを話し合います。
そして、びわ湖一周を始めとする滋賀県内のサイクリングルートの情報やルート上のお店などお役立ち情報を集めたウェブサイトを制作、さらに、このサイトのPRを各地で行います。
そして、ウェブサイトを見てそこに掲載されている宿泊施設を予約された方には宿泊料を割り引く、割引チケットをサイトからダウンロードできるようにして協議会に参加されているお店で使えるようにする、などこのサイトを見てびわ湖一周に来られた方に、いろいろなメリットが得られるようにします。
さらに将来的には、びわ湖一周にでも使えるようなスポーツ車のレンタサイクルを整備したり、宿泊施設で例えば室内の自転車置き場や24時間いつでもお風呂に入れるなどサイクリストのための設備を充実してもらおう、ということも考えています。
「一生に一度はびわ湖一周!」と言われるようになり、滋賀県にとっては全国から多くの方に来ていただけるように、そしてそれをきっかけに日本全国で自転車を使う方が増えて、自転車が使いやすい街が増えていくことを目指します。
京都市中心部でこの12月末から、「まちかど駐輪場」の社会実験が始まりました。
四条河原町に近い新京極公園に88台分。御池通の河原町、烏丸間の歩道に83台分用意し、来年の3月まで実験を行ってから本格導入をめざすとのことです。
料金も1時間まで無料、その後2時間まで100円、以後1時間毎に50円づつ加算ということで、よく考えられていると思います。この駐輪場はあくまで買い物に来る人のためのもので、「駅に行く人やお店の従業員など長時間停める場合は、他の大規模駐輪場を使え」というわけです。街中の駐輪場は買い物など短時間の駐輪を優先して回転を早くした方が多くの人の役に立つからです。
御池通の駐輪場は、歩道に設けられていますが、歩行者のジャマにならないように植え込みの横などのデッドスペースをうまく利用しています。
新京極公園、御池通ともこれまで不法駐輪が多かったところなので、需要は十分あると思いますが、実は新京極公園周辺の道は全て自転車通行禁止です。駐輪場に停めようと思ったら、押して行くしかないわけです。でもこれまでもたくさん不法駐輪があったと言うことは、みんな押して停めに来ていたのか? いやたぶん通行禁止を無視して乗ってきていたんでしょうね。そんな矛盾もあるわけですが、われわれとしては、今回の「まちかど駐輪場」が順調に利用されて、不法駐輪も減り、本格実施になって、ついでに四条河原町界隈の自転車通行禁止も見直すことのなればうれしいと思っています。通行禁止なのに駐輪場があるというのはどう考えてもおかしいですから。
それから、「こんな真冬ではなく、春や秋などもっと気候のいいシーズンにやればいいのに」とも思うのですが、どうも市役所で社会実験のために今年の予算を確保したものの、具体的に何をするかがなかなか決まらず、年度末ギリギリになって慌てて行ったためのようです。
12月25日に新京極公園の駐輪場を見に行ってみたところ、ガラガラでした(写真)。まだまだ知られていないみたいです。京都市中心部にもっと駐輪場が作られるように、京都の自転車乗りの皆さん、ぜひこの「まちかど駐輪場」を利用してほしいと思います。
KCTP(京都サイクリングツアープロジェクト)は、2001年夏に配達回収システムのレンタサイクルとして営業を始めました(ただし配達回収は現在は中止)。配達回収システム以上に画期的だったことは、これまでレンタサイクルと言えばママチャリと相場が決まっていたのですが、5万円くらいのマウンテンバイクの貸出も始めたことです。
それを見て私は、これを使えばスポーツ車に乗ったことのない人も対象にして京都周辺のやや長い距離を走ってもらえる自転車ツアーを始められると思ったのです。
そして2001年秋から、NPO法人 環境市民で「京都自転車ツアー」を始めました。このツアーの特徴は、ちょっといい自転車(マウンテンバイク)に乗ってもらって、京都周辺のちょっと長い距離(一日30km〜40km)を走ってもらうこと。そして、行った先で地元の人から環境に関する話を聞けることです。(写真は琵琶湖岸にて)
一日40km程度ならスポーツ車が全く初めての人でも十分走れるのです。そして皆さん声を揃えて「自転車でこんな所まで来れるとは思わなかった」と言われます。参加された方のうち、ほぼ半数くらいがスポーツ車は初めての方だったのですが、このツアーをきっかけにスポーツ車を買われた方も多かったです。参加された方は大学生くらいから最高84歳の男性まで。一般的には自転車好きは男性がほとんどなのですが、このツアーは参加者のほぼ半数が女性でした。また、最高齢の94歳の男性は、その後自分でスポーツ車を買われ、日本国内をあちこち自転車で走られているそうです。私は今でも自転車の本当の良さを味わってもらうためには、ちょっといい自転車に乗ってもらって、郊外のクルマが少なく走りやすい道でちょっと長い距離を走ってもらうことだと思っています。
「京都自転車ツアー」は2001年秋から始め、2003年まで秋に2回、春に3回くらいのペースで開催しました。参加された方に自転車のイメージを変えていただくいい機会になったと思います。
私は、元々自転車であちこち旅行するのが好きだったのですが、最近は旅行と共に自転車をもっと使ってもらうことで環境にいい街を作っていこうということに関心を持って活動しています。
環境関連の活動を始めたのは1993年のことでした。漠然と「何か社会のためになるようなことをしてみたい」と思い、図書館で「NGOダイレクトリー」という本を見て、そこに載っていた日本環境保護国際交流会(J.E.E.)というのがおもしろそうだと思い、事務所を訪ねました。そのときJ.E.E.と事務所をシェアして使っていたのが、まだ当時準備会だった環境市民でした(現在「NPO法人 環境市民」当時は任意団体)。
最初はJ.E.E.でボランティアを始めたのですが、徐々に環境市民の方がおもしろくなり、そちらがメインになってきました。ただし、J.E.E.の方もウェブサイトの制作・更新などで現在までずっとかかわり続けています。
環境市民ではまず、他のボランティアの人たちと共に「野の塾」という環境入門講座の企画に関わりました。その後、毎月発行するニュースレターの編集や、ウェブサイトの制作をメインに担当するようになりました。(写真は環境市民のエコファームにて)
ニュースレターのデザイン、レイアウトは、1997年半ばから2005年半ばまでひと月も欠かさず担当しましたし、ウェブサイトのデザインや制作も当初からずっと担当していました。ただし、ウェブサイトは現在別の方々のプロジェクトチームでリニューアル作業が進行中だそうです。
私が、会社を辞めて個人でデザインの仕事を始めたひとつの理由に、環境市民で行事のちらしなどを作っていて、それがおもしろく、「自分にはこういう方面で才能があるんじゃないか」と思ったということがあります。仕事の面だけでなく、普段の生活スタイルやものの考え方など、私自身、環境市民には非常に大きな影響を受けました。
今でもそうですが、仕事やボランティアをしながらも、時々休みを取っては自転車で国内や海外に旅行に出かけるという生活をその当時からずっと続けていました。自転車と環境をからめた活動をしてみたいとずっと思っていたのですが、なかなかきっかけがなく、具体的なアイデアも思いつかないままでした。それが具体的になったきっかけは、2001年に京都サイクリングツアープロジェクト(KCTP)の多賀さんに出会ったことでした。(次回につづく)