大阪に引き続き、12月10日から13日までサイクルモード東京が開催されました。縮小気味の大阪と違って東京では昨年より広い建物に移り、開催時間も長くなっています。
初日は、雨のためか来場者が少なく、なぜが会場がやたらと寒かったのですが、2日目からはそのようなこともなく非常に多くの方に来ていただけました。
でも、初日は行列に並ばずに試乗できたので、来られた方にとってはラッキーだったのではないでしょうか?
大阪同様「輪の国びわ湖推進協議会」と共同で出展させていただいたのですが、驚いたことに東京でもお話しした人の中で、びわ湖一周の経験者がなんと7割くらいもいたことです。走ったことあるという人の方がむしろ主流です。何度も走られている方も珍しくありません。
自転車大好きマップの方も、「使っている」という方が大阪よりも多かったです。
自転車ブームはやはり東京が一番進んでいるようです。
展示されている自転車は、マウンテンバイクの出展が年々減ってきて、ロードレーサーとクロスバイクがますます主流になってきています。街乗り向けのオシャレなデザインのものも年々増えてきています。ウエアも、他のスポーツウエアのようにやや落ち着いたデザインのものが増えてきて、スポーツ自転車がマニア向けのものから、かなり一般に定着してきていることが感じられます。
この先、もっともっと多くの人に広がっていってもらいたいものです。
サイクルモード大阪が終了しました。今回は、自転車大好きマップを運営する自転車ライフプロジェクトと、びわ湖一周サイクリングにもっと多くの方に来ていただいて自転車好きを増やしていこうという「輪の国びわ湖推進協議会」で共同で出展させていただきました。びわ湖一周には関心の高い方が多いようで、パンフレットは非常にたくさん受け取っていただけましたし、質問も多かったです。そして、既に何度も走られている方が多かったのもサイクルモードならではでした。
ちょっと残念だったことは、この前に私が参加した一昨年より出展企業が減っているように思えたことです。インテックス大阪の建物の3館分を使っているのことに変わりはないのですが、前はブースがぎっしり詰まっている感じだったのが、今年は間が広いように思えました。好調のように思える自転車業界にも不況の影響があるのでしょうか。ただし、東京の方は、昨年までより広い建物に移っているので、大阪だけの問題かもしれません。
しかし来場者は、この前に私が参加した一昨年よりさらに増えたように思えます。人が多すぎてゆっくり見て回れなくなっていますし、試乗もなかなかできなくなっているのが問題です。
そして皆さんの熱気はますますアップして、自転車ブームはさらに加速しているように思えます。また、今年目に付いたのが、女性どうしや、子どもさんもいっしょに家族で来られている方々です。男性中心だった自転車ブームがそれ以外にもどんどん広がっていることが感じられました。
9月22日から10月14日までスロベニア、クロアチアを自転車で走ってきました。
スロベニア、クロアチアというのは、あまりなじみがないかもしれませんが、旧ユーゴスラビアの国々です。最近日本でもクロアチアの巨大な城壁に囲まれた旧市街が美しいドブロブニクなどに人気が高まっています。
スロベニアは元々ユーゴスラビアの中でも先進地域で、街の雰囲気もドイツやオーストリアとほとんど変わりません。大きな通りには自転車レーンもしっかりあります。(写真はリュブリャナの自転車レーン)
クロアチアになると、首都のザグレブでも壁が剥がれてそのままになった建物などがあり、経済的な格差を感じます。
しかし、クロアチアの海岸沿いは険しい岩山と透き通ったアドリア海、そしてクリーム色の壁に赤い屋根の家々の美しい景色が続きます。ただし、アップダウンが多く自転車で走るのにはなかなか厳しい所でした。
クロアチアの隣のボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエボにもバスで行ったのですが、クロアチアとはがらっと雰囲気が変わり、イスラム教徒が多いためモスクが多くあり、街並みもトルコあたりに近い感じになります。また、街のあちこちに廃墟になった建物が残っていたり、街の郊外一面にお墓が広がっていたりするのですが、そこに刻まれた死去年が全て1992年から1995年のボスニア紛争の間になっていたりして、まだまだ戦争の傷跡を感じさせる街でした。
しかし、今では多くの観光客で賑わっています。
アドリア海や旧市街の美しい景色を堪能できたのですが、地域間にまだまだ残る経済的な格差も感じた旅でした。
大阪のメインストリート、御堂筋の側道を自転車専用道にすることに、市と国土交通省が合意したそうです。
大阪の方はご存じだと思いますが、御堂筋には両側に街路樹で区切られた側道があります。元々車の通行が少なく、自転車で走りやすかったのですがやはり歩道を走る自転車が多く、「それならいっそのこと側道を自転車道にしてしまってはどうか」と3年ほど前に社会実験が行われました。その結果が好評だったためだと思われます。
大阪では、来年3月に開通前の第2京阪道路を自転車で走るイベントを開催することが決まるなど、このところ自転車づいています。
大阪ほどの大きな街のメインストリートの、それも車道側に自転車道ができるというのは画期的なことで、今後他の街にも影響していくでしょう。きっと日本の自転車行政が大きく転換するきっかけになると思います。
ひとつ気になることは、その自転車道が片側通行か双方向かどちらになるかということです。今の日本の自転車通行帯はほとんどがどちら向きに走ってもいいことになっています。これは、自転車を歩行者と同じように考えていることが原因で、大きな問題があることはこのブログでも何度も書いてきました。
ぜひ、御堂筋の自転車レーンは片側通行(自転車は必ず左側通行)にしてもらいたいものです。ただ、側道1車線が丸ごと自転車レーンになるなら、真ん中で区切って、道の片側に北行きレーンと南行きレーンの両方を作るのもいいかな、という気もします。
今年8月から10月にかけて、水の都・大阪を多くの方に体感していただくためのイベント「水都大阪2009」が開催されます。
期間中、中之島を始めとする大阪市内のあちこちで、様々なイベントが開催されるのですが、その一環として「つるむde大阪」という一連の自転車に関するイベントを行います。
「つるむde大阪」というのは、もちろん「ツール・ド・フランス」などをもじったものですが「みんなでつるんで行こう」という意味とかけています。ところで「つるむ」というのは、もしかしたら関西以外の人には通じないかもしれませんね。なかなか説明しにくいニュアンスなのですが、「連れだって」とか「わいわいしゃべりながら」みたいな意味です。
さて、その「つるむde大阪」のサイトがオープンしました。
http://www.tour-de-osaka.net/
大胆にも「tour-de-osaka」などというドメイン名を取ってしまいました。
そしてサイトの制作は(LLP)自転車ライフプロジェクトでさせていただきました。
「つるむde大阪」の内容は、まず「つるむdeツアー」として、自転車で大阪市内をめぐるツアーを計7回行います。
また、天満橋にある「住まい情報センター」や、水都大阪の中之島会場で「ちゃりんこまちづくり展」として、各地の自転車マップの展示や、自転車に関する取り組み、自転車関連企業の展示などを行います。
これら以外にも、まだまだたくさんイベントは行われるのですが、詳細が決定していなくてまだサイトには掲載されていません。決まり次第掲載していきますので、つるむde大阪のサイトをぜひチェックお願いします。
このサイトにも、「輪の国びわ湖」と同様に、自転車大好きマップのソフトを利用して書き込み地図を用意しています。水都大阪の会場に来るまでのお勧めルートや、水辺のお勧めサイクリングコースをみなさんに書き込んでいただこうと思っています。イベント当日にも、プロジェクターでマップを映し出して、会場に方にその場でお勧めコースを書いていただいたり、その解説をしていただく予定です。
また、(LLP)自転車ライフプロジェクト代表の藤本がヨーロッパの自転車先進都市の様子などのお話しをさせていただきます。
みなさんもぜひ「つるむde大阪」にご参加ください。そしてイベント当日のボランティアも募集していますので、ぜひご協力お願いします。
びわ湖一周サイクリングの魅力を全国にPRして、自転車好きを増やしていこうという「輪の国びわ湖」の正式サイトがオープンしました。
http://www.biwako1.jp/
これまでは、3月に行ったキックオフイベントの案内だけを載せた仮サイトだったのです。
サイトの制作は、自転車大好きマップ 全国版を運営する(LLP)自転車ライフプロジェクトが行いました。
「びわ湖一周の基礎知識」のコーナーは、びわ湖以外でも長距離を走られる場合の参考になると思います。
「私のびわ湖一周」のコーナーでは自転車大好きマップの書き込み地図のソフトを使って、自分のびわ湖一周の記録を地図上に残せます。また、びわ湖一周の日記を書いたり、写真集に写真を投稿したりもできます。
「コミュニティ」のコーナーでは、掲示板形式でびわ湖一周やサイクリングに関するやりとりが行えます。質問には、びわ湖や滋賀県に詳しい「輪の国びわ湖」のスタッフがお答えします。
現在、「輪の国びわ湖」では、びわ湖一周を完走された方に送る「びわ湖一周認定証」を準備中です。認定するには、途中のポイントを通過したことを証明していただく必要があるので、スタンプを押していただくことにするのか、携帯でQRコードを読み取っていただくのはどうか、ポイントはどこに設定するのかなど現在検討中です。
秋頃には正式に発行準備ができると思いますので、気になる方は「輪の国びわ湖」のサイトをチェックお願いします。
今後、びわ湖周辺のホテルや観光施設、自転車店などと協議会を作って、びわ湖一周に来られる方向けに、ホテルやおみやげ物などの割引券をサイトで発行したり、自転車が故障したときに、近くの自転車店の方にサポートに来ていただけるなど、より安心してサイクリングを楽しんでいただけるためのシステム作りを考えてます。
サイクリングツアーやレンタサイクルを実施する会社を作るのはどうか、という話もあります。
「輪の国びわ湖」のサイトも内容をさらに充実させていく予定ですので、自転車大好きマップ同様よろしくお願いします。
COP15サイクリングツアーの日本での最終ステージが京都で行われました。
私は、パネルディスカッションのパネラーの一人として呼ばれていたの+ブース出展をしていたので、ずっと市役所前のイベント会場にいて、サイクリングの様子はわからなかったのですが、イベント会場の方はなかなかの盛況でした。ただ、パネルディスカッションは割と始めの方で、その時はまだ会場に人が少なかったのが少し残念でした。
朝から雨が降って、どうなることかと思っていたのですが、サイクリングが始まる頃には、雨が上がって突然晴れてきて、その後は暑いくらいの天気になりました。
ステージに出ているときも、直射日光でかなり暑かったです。
その後、オカッピーこと岡村周治さんのMTBトライアルで楽しませていただき、サイクルフィギュアの芦田選手の素晴らしい演技に感動。
やまだひさしさん、井上和香さん、ボニーピンクさんという多彩なゲストでの温暖化クイズとボニーピンクさんによるミニライブで盛り上がりました。
そして、いよいよデンマーク大使夫妻と山田京都府知事、門川京都市長、谷垣禎一さんが揃って国際会議場からサイクリングで到着。保育園児からの花束贈呈(写真は保育園児たちとの記念写真)。斉藤環境大臣も遅れて到着。
豪華ゲストで楽しませてただきました。
自転車関係、環境関係のNPOや企業が集まったブースも盛り上がりましたし、私自身は久しぶりに京都の環境・自転車関連の多くの仲間に会うことができました。
しかしこれだけの規模で大々的に行ったイベントなのですから、もっときっちり広報ができていたらさらに盛り上がっただろうということが残念です。
でも、大使自らこのような企画を立てて、自転車で各地を走られたデンマークという国のすばらしさに感動したイベントでした。日本もぜひいい影響を受けてほしいものです。
デンマーク大使が日本全国をサイクリングでめぐる、COP15サイクリングツアーもいよいよ5月31日に京都で最終ステージを迎えます。
その京都の最終ステージでは、朝9時から京都市内4コースに別れてライドを行う予定です。ライドには山田京都府知事や門川京都市長も参加されます。
そして午後からは、京都市役所前でイベントが行われます。
そのイベント、準備がずいぶん遅れているらしいのですが、開催まであと1週間しかないのに未だに全く広報されておらず、ネットで検索しても全く情報は出てきません。
「こんなので人が集まるのか!!」と思うのですが、私も多少このイベントに係わっているので、こちらに入ってきた情報を勝手に書いてしまいます。正式に発表されたものではないため変更されるかもしれません。
まず、市役所前で昼の12時からステージイベント開始。司会進行はタレントで「自転車と旅しよう」の著者の絹代さんです。
12時から自転車関連や環境関連のNPO、企業などのブースがオープンします。ブース出展者は、シマノ、アキコーポレーション、NPO法人 環境市民、NPO法人 五環生活、Make the Rule等々。自転車大好きマップも隅っこに出展させていただきます。
ステージでは、まず、BMXとサイクルフィギュアの実演。
そして、12時40分から、テーマ「自転車と環境〜COP3からCOP15へ〜」と題してパネルディスカッション。私、藤本もパネラーとして出させていただきます。
15時15分からはボニーピンクによるスペシャルライブ&トークショー。
16時25分にはいよいよデンマーク大使到着。
17時15分からは第2部として「COOL BIZ 2009 キックオフイベント」が始まり、百貨店協会に加盟する各百貨店の社員モデルによるCOOL BIZファッションショーが開催されます。デンマーク大使、斉藤環境大臣、京都府知事、京都市長も登場します。
18時にイベント終了。とのことです。
しかし、これだけの規模のイベントが未だに広報されていないとは、どうなっているのでしょうね?
5月9日、10日の2日間かけて、びわ湖一周サイクリングに行ってきました。
びわ湖一周サイクリングを盛り上げて全国から来ていただき、自転車好きを増やしていこうというプロジェクト「『輪の国』びわこ」のイベントです。ただし今回の参加者はスタッフだけ。「まずはスタッフが走っておかないことには、始まらないだろう」というわけです。実はスタッフの大部分はサイクリングの初心者で、びわ湖一周も走ったことがない人が多かったのです。スタッフだけと言っても参加者は14人ほど(途中までや途中からの参加者もあり)の割合大所帯になりました。
幸い2日とも非常にいい天気に恵まれ、気持ちよく、快調に走ることができました。初心者が多いため、「びわ湖一周」と言っても今回は北湖(びわ湖大橋から北)だけです。南湖1周が約40kmなのに対して北湖は160kmなので、それでも1周の大部分を走ることになります。
1日目はびわ湖大橋のたもとにある「ビエリ守山」を出発。天気は快晴ですが割合涼しく、サイクリングに最適の気候です。『輪の国』プロジェクトの中心は、彦根にある「NPO法人 五環生活」のメンバーなので彦根の街中にも立ち寄ったり、湖北町の水鳥ステーションで、水鳥の観察をしたりしながら、無事夕方6時頃、木之本駅前の旅館に到着。初心者が多いのでペースは割とゆっくりめですが、トラブルもなく調子よく走れました。
2日目は、彦根で自転車店を営む竹内さんが新たにタンデム車で参加。「何かトラブルが起こって走れなくなった人が出たときに後ろに乗ってもらえるように」とのことです(厳密に言うと滋賀県ではタンデムの2人乗りは違反ですが、結果的にトラブルは起こらず2人乗りはしてませんのでご容赦を)。まず賤ヶ岳越えの旧道を通り、峠のトンネルを出たところから見渡せる奥びわ湖の景色に感動(写真)。この日の午後には気温は30度近くまで上がり、「暑い、暑い」と言いながらも、みんな慣れてきたのか昨日よりもだいぶペースが上がり、快調に走って無事夕方5時頃、堅田の「びわ湖大橋米プラザ」に到着することができました。みなさんお疲れ様でした。竹内さんを始め彦根のメンバーはさらにその後彦根まで走って帰ったそうです。
2日間大きなトラブルもなく(パンクが1回だけ)、みなさんお疲れながらも楽しんでくださったようです。でも、『輪の国』プロジェクト自体はまだまだこれからが本番です。今回の結果を活かして、まずは6月に正式ウェブサイトをオープン予定ですので、今後もよろしくお願いします。
自転車とまちづくりセミナー〜韓国でつくる自転車まちづくり〜に参加してきました。講師は、韓国の民俗舞踊伝承者、俳優、演出家、高名な学者、そして(社)自転車乗り運動連合の創始者でもあるスーパーマルチ人間のキム・ジョンソクさんと、2003年に無人駐輪場システムを展開するEUROITS.CO.,LTDを設立した注目の若手経営者ファン・ホーシュンさんでした。
韓国は、1995年から自転車を利用する人を増やすために、日本を参考に自転車政策を進めてきたそうです。しかし、自転車利用者が増えることはありませんでした。その原因は日本同様に歩道を分けて自転車レーンを作ってきたこと。実際には使いものにならないレーンばかりが作られ、結局自転車の利用環境は全く改善されなかったためです。
そこで、2007年からヨーロッパを参考に大きく方針を転換しました。自転車レーンは車道に作り、最低でも時速20km程度で走行できるものにする。そして必ずクルマと同じ方向にしか走れない、そういったレーンを作る方針を発表し、すぐに設置工事を開始したとのことです。
キムさんも講演の中で何度も「歩道を分けた自転車レーンは間違っている」と何度も言われていました。
今の韓国では、自転車の交通分担率はほんの2%前後だそうです。これを2020年までに10%に向上させることが目標だそうです。
今の日本と違い韓国は方針を決めたら本当にすごいスピードで動きます。今は日本よりもむしろ自転車が使いにくい環境ですが、韓国は本当に大きく変わろうとしている、それを実感させてくれるセミナーでした。
私は、十数年前に自転車で釜山からソウルまで走ったことがあります。その時感じたことは、「韓国はこれまで走った国の中でダントツで自転車が走れない国だ」ということでした。クルマが日本並みに多く、そして日本と比べものにならないほど運転が荒いのです。地方はまだなんとか走れますが、ソウル市内を走るのは命がけでした、ソウルの南の方にあるホテルに泊まっていて、ソウル市内を抜けて北朝鮮との国境近くまで行こうと思っていたのですが、市の中心部では交差点が危なくて渡れないので自分が行きたい方向に全く行けません。とにかく自分の行きたい方向とは関係なく、かろうじて走れそうな道を必死で探して命からがらとにかくホテルまで戻るだけで精一杯でした。
そんな韓国ですが、数年後に大きく変わった韓国をぜひまた訪れてみたいと思います。
昨年10月に策定された韓国、ソウルの自転車利用活性化計画がすごいです。
この計画が完了すれば、まさにオランダやドイツ同様の自転車先進都市が、なんと日本の隣の韓国で、そして一千万都市のソウルで実現するだろうという計画です。
その内容をざっと書くと
・2012年までに市内に207kmの自転車専用道路網を車道側に、現在の車道を1車線削って設置
・商店街などの自転車道は部分的にクルマと共存するが、クルマの速度は30kmに制限する(Zone30)
・自転車専用道路には自転車用信号、自転車用標識を設置
・ソウル市中心部のハンガン(漢江)の自転車専用道路を改善。歩道と分離されたものにする
・2012年までに12ヶ所、2020年までに33ヶ所の自転車親和タウンを造成
・自転車親和タウンの幹線道路にはクルマや歩行者と完全に分離した自転車道を設置
・公共のレンタサイクルシステムの導入
・地下鉄駅に駐輪専用の建物を新築。シャワー室も設置
ほとんど文句の付けようがないくらいの計画で、それを2012年まで、今から3年で達成してしまおうというすごいものです。
そのソウルの自転車政策策定のキーパーソンをお招きしたセミナーが4月26日に開催させるそうです。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
土木計画学研究委員会 自転車空間研究小員会 第2回国際セミナー 自転車とまちづくりセミナー 〜韓国で進む自転車まちづくり〜
上のページの一番下から資料がダウンロードできます。
セミナーに参加されない方も、ぜひ一度ご覧ください。
自転車が右側を走っていると、ほぼ正面からクルマが来ます。一方通行を逆走している場合でも同じことです。中には「前からクルマが来るのがよく見えるから右側通行の方がいい。一方通行は逆に走る方が安全だ」などと言う人もいますが、とんでもないことです。
広い道で路側帯がある場合でも不法駐車などがあって、自転車が車道側に膨らんで走らなければならないことがよくあります。そういう場合にクルマと衝突する危険があります。
例えば、自転車が時速20kmで走っているとして、その後ろからクルマが時速40kmで走ってきて追突したとします。相対速度は40km-20kmで時速20kmです。
また、自転車が同じように時速20kmで走ってきて、前からクルマが時速40kmで走ってきて正面衝突したとします。相対速度は40km+20kmで時速60kmです。追突の3倍になるわけです。
さらに衝突時の衝撃は、速度差の2乗に比例します。すると正面衝突の衝撃は、追突の9倍になるわけです。
これは、追突なら軽いケガで済んだものが、正面衝突なら死んでしまうくらいの違いです。
そしてさらに、衝突の危険を察知してから実際に衝突するまでの時間、言い方を変えれば衝突しかけて避けるための時間的余裕も、速度差に比例するわけですから、正面衝突は追突の3分の1の時間しかないわけです。
まず、自転車の左側通行だけでもぜひ守っていただきたいと思います。
今、日本で自転車通行可の歩道では右側、左側どちらを走ってもいいことになっています。また、車道や歩道と段差や柵で分離した自転車道を作ると、法律上そこは左右どちらを走ってもいいことになるそうです。「左右どちらでも走れた方が便利じゃないの」と思う人が多いと思いますが、これは安全上大きな問題があります。
まず、第一に狭い歩道や自転車道で両側から自転車が来ると自転車どうしが衝突する危険が高いですし、真っ正面から対向する自転車が来るようでは、スピードを出してスムーズに走ることはできません。
歩行者にとっても、ただでさえ歩道を自転車が走れば危ないのに、前後両方から来る自転車に注意しなければならなくなります。
さらに、普段歩道を左右関係なく走っている自転車は、車道に出たときでも平気で右側通行をします。実際今の日本では自転車が車道の右側を走ることは道交法違反になるにもかかわらず、普通に行われています。中には自転車は右側を走るものだと思っている人もいます。
そして、一番大きな問題は交差点での危険性です。自転車の事故の70%は交差点で起こっています。交差点でいきなり自転車が飛び出してきて事故になることが多いのです。
図をご覧ください。明るいところが、交差点に近づいてくるクルマから見える範囲です。緑が左側を通行している自転車。赤が右側を通行している自転車です。クルマから一番見えにくいのは歩道を右側通行している自転車(1)で、次に見えにくいのが車道を右側通行している自転車(2)です。さらにこれらの自転車はクルマとの距離が最も近いのです。
さらに右側通行には他にも危険がありますが、この続きは次回に。
なお、だいぶ前にこのブログで、「車道より歩道を走る方が実は危険」だということも書いていますので合わせてご覧ください。
<自転車の車道通行は本当に危険?>
今年、8月22日から10月12日にかけて、水辺の賑わいをとりもどそう!というイベント「水都大阪2009」が開催されます。
中之島界隈や道頓堀等、大阪中心部の川沿いあちこちに設けられた会場で、アートの展示やクルーズ&ウォークなど様々なイベントが行われる予定です。
その中の出しもののひとつとして、自転車文化タウンづくりの会がメインになって、「つるむde大阪」を準備中です。
「つるむde大阪」の中でメインイベントは、9月19日から24日にかけて、「水都大阪」の中心的な会場「中之島公園会場」で行います。
ライブに必要な電気をすべて人力で発電しようという「自転車発電ライブ」や、「ちゃりんこアート」の展示、自転車の試乗コーナーなどを企画中です。他にもベロタクシーやタンデム車に試乗できるコーナーを作ろうということも考えています。
その一環として、(LLP)自転車ライフプロジェクトが協力させていただいて、自転車大好きマップの機能を使ったイベントに向けての特設サイトを作り、自転車で会場に来るときのお勧めコースや途中の見どころなどの情報を書いていただき、会場でもプロジェクタを使ってみなさんに見ていただく予定です。
また、そのメインイベントに向けて、5月頃から大阪市内で月1回ずつ自転車ツアーも開催していきます。
今後さらに詳しいことが決まればこのサイトでご紹介していく予定ですのでご期待ください。
びわ湖一周サイクリングを全国にPRして、自転車好きを増やしていこうという「輪の国びわ湖」プロジェクトのキックオフイベントが無事終了しました。
会場のイオンモール草津には、連休最終日ということもあって非常にたくさんの方にきていただけ、まずまずの成功だったと思います。
スタッフの皆さん、特に当日夜中の1時から彦根との間をトラックで2往復してベロタクシーや彦根リキシャなどの自転車タクシーを運んでくださったみなさん、ご苦労様でした。
イベントの内容は、イオンモール内5ヶ所にあるパネルの自転車クイズに答えていただくと景品が当たる自転車クイズラリー。そして、イオンモール内をベロタクシーなどの世界の自転車タクシーが走りました。メインイベントはボサノバ歌手で、自転車のフリーマガジン「ふたつの輪」の編集長でもある小泉ニロさんのミニライブと、トークライブでした。トークライブには私、藤本も出させていただきました。滋賀県のスポーツのマスコット、キャッフィーも登場して、子どもたちに大人気でした。(写真は、プロジェクト委員長で滋賀県立大学の近藤隆二郎さんとキャッフィー)
滋賀県知事の嘉田さんも来てくださいましたし、新聞社等の取材もたくさん来ていただけました。
でも、「輪の国」プロジェクトはまだまだ始まったばかりで、その中でウェブサイトによるびわ湖一周情報の発信が中心的な事業の一つになっていく予定なのですが、そのウェブサイトも中身はまだ今回のイベント用に間に合わせに作った1ページだけです。まだまだこれからやっていかなければならないことが山ほどあります。
とりあえず、最初の山が終了したということで、ちょっとだけ休んでまた次の計画をみんなでいろいろと考えていきます。とりあえずみなさんご苦労様でした。
3月6日に東京で、土木学会主催の自転車レーンに関するセミナーが開かれたので行ってきました。
朝から夕方までひたすら自転車レーンについての話があるという、かなりマニアックなセミナーです。学会発表形式で一人20分ずつ、日本や海外での自転車レーンの事例や社会実験の報告などをしていく形式でかなり内容の濃いものでした。
「中速グリーンモード」というのは、自転車を中速でかつ環境にいい交通手段として見直していこうということだそうです。自転車というと低速の交通機関だと思っている人が多い中、中速の交通手段として捉えようというのはおもしろいと思います。また、自転車レーンのことだけでこれだけのセミナーが開かれるというのは、やはり世の中で自転車が重要視されつつあることを感じます。
土木学会主催ですから出席者はほとんどが都市計画の専門家や仕事でかかわられている方ばかりのようで、その中で一部NPO関係や私のような個人的興味で来ている人が参加しているという感じで、若干場違いな感じもするのですがセミナー自体は非常におもしろく聞くことができました。特に最近のヨーロッパの事例では、フランスが最近自転車レーンの設置に非常に積極的に取り組むようになってきて、中には自転車レーンが道の真ん中にあって、その両側にクルマのレーンがあるというまさに自転車中心の道の例なども紹介されました。その場合も段差できっちり区切られているので自転車に危険はありません。
私は、自転車レーンの鉄則は車道側に作ることと左側通行の徹底だと思っているのですが、日本での社会実験の事例では特に左側通行の徹底に対する意識がまだまだ薄いようです。また、各地での事例も車道側、歩道側いろいろとあり現場ではまだまだ混乱しているようですが、都市計画の専門家の方々の間でも「自転車レーンは車道側に」という意見が主流になりつつあることは感じました。
滋賀県東近江市に自転車ツーキニストの疋田智さんが講演に来られるというので行ってきました。「ぎんりんBiz」というのは、「ぎんりん」は自転車を意味する「銀輪」から、「Biz」はクールビズなどで使われるビジネスの短縮形で自転車で通勤するビジネススタイルを表した東近江市の造語だそうです。
疋田さんには京都でのイベントにも何度か来ていただいたことがあるので、私自身は何度か講演をお聞きしたことはありますが、何度聞いてもおもしろく、かつ本質を突いた内容です。笑いの取り方などは大阪人の血が流れているのではないかと思ってしまいます(実際は宮崎県生まれで大学以来東京在住)。
講演の最後の結論として、「一地方自治体の力では車道側に自転車レーンを整備していくのは難しいかもしれないが、ひとつ東近江市が日本最先端の自転車都市になって、全国から視察が訪れる街にする方法がある。それは、とりあえず自転車が走るのは歩道、車道のどちらでもかまわないが、左側通行を徹底させる」ことだそうです。
道路の右側を走る自転車は事故に遭う確率が高い上に、クルマとの正面衝突の危険が高く、死亡など重大な事故になりやすい(詳細はまた後ほどこのブログで書きます)。ですから、左側通行を徹底させるだけで日本全体で自転車事故による死亡を半分以下に減らせるとのこと。私自身も是非それを東近江市に限らず全国の自治体で実行していただきたいと思います。
今回の講演会には就任して3日目という東近江市の市長も来られて挨拶をされました。また、市から配られた資料には「通勤に焦点をあて、中距離(概ね20km)の移動における新たな交通手段として高性能な自転車の利用を広めていく」と書かれています。
自転車利用の促進を謳いながら、これまでの日本の自転車のイメージから抜け出せず、自転車をほんの短い距離の移動手段だとしか考えていない自治体が多い中、この東近江市の方針は注目すべきものだと思います。
滋賀県近江八幡市で自転車マップを作ろうという計画が動き始めています。そこのメンバーの方から「一度そのミーティングの時に自転車マップについていろいろと教えてもらえないか」と私に声がかかり行ってきました。
近江八幡市には、環境・経済・文化の調和の取れた街を作っていくための「近江八幡2010フォーラム」という集まりがあり、自転車マップ作りをすすめているのもそこのメンバーです。もともと商工会議所が中心になった集まりなので、メンバーは企業関係の方が多いです。
自転車マップ作りの中心になっているのは、近江八幡にある印刷物やウェブサイト制作会社「ヤマプラ」の社長さんです。この方は商工会議所の副会頭でもあります。また、そのメンバーには商工会議所の方や市のマルチメディアセンターの方など、近江八幡ではかなり影響力を持った方々がおられ、期待できます。
市民活動で自転車マップを作ろうとした場合、たいていどこでも困られるのが「地図を作れる技術のある人がいない」ということです。近江八幡の場合は最初からそれをクリアしています。
自転車マップ作りを手始めに、今後自転車を活かしたまちづくりを行うための様々なプロジェクトを手がけていくそうです。滋賀県で自転車と言えばベロタクシーやひこねリキシャで彦根が知られるようになりましたが、近江八幡も今後期待できそうです。
びわ湖一周サイクリングを全国にPRして、もっと多くの方に来ていただき、自転車好きを増やしていこうというプロジェクト「輪の国びわこ」が動き出しました。
そのキックオフイベントを、3月22日(日)にイオンモール草津で行います。
メインゲストとして、最近自転車好きの歌手として人気が高まっている、ボサノバ歌手でかつフリーマガジン「ふたつの輪」の編集長の小泉ニロさんをお迎えして、ミニコンサートや対談を行っていただきます。私、藤本も対談に出させていただく予定です。
また、ベロタクシーや、彦根のご当地版自転車タクシー彦根リキシャがなんとイオンモールの店内を走ります。試乗もできます。
細かいところはまだ企画中ですが、その他、びわ湖一周クイズラリーも行い、自転車などの景品もいろいろ出ます。また、ちょっといい自転車の試乗会、自転車団体のPRコーナーなども設けます。
詳しい内容は、決まり次第このサイトでお知らせします。
今後もびわ湖一周のPRのため、イベントを行ったり、各地のイベントに出張したりしていく予定です。
関西の方は、ぜひ3月22日はイオンモール草津に集まってください!
私、藤本がリーダーになって制作した、日本初の本格的自転車マップ「京都自転車マップ」もまちなか版の発売から3年以上が経ちました。
京都市内の書店を中心にまずまずの売れ行きだったのですが、そろそろ内容も古くなってきたので、今年の秋のリニューアル版発売に向けて再度実走調査を始めます。前回はNPO法人環境市民で調査したのですが、今回はこの自転車大好きマップを運営している(LLP)自転車ライフプロジェクトが主体になります。
そこで、実走調査やその他文献・ネット・自転車店へのアンケート調査など手伝っていただける方を募集します。多少の謝礼をお支払いする予定です。
調査範囲はまちなか版は京都の市街地、郊外版は北は美山町(南丹市)、南は木津町(木津川市)、東は近江八幡、西は伊丹市あたりまでです。
我こそは、という方は info@bicyclemap.net までご連絡よろしくお願いします。